愛知県 岐阜県 三重県の特殊清掃業者「孤独死について」
2022/06/22
今回は、急に暑くなったので、孤独死の特殊清掃の依頼が急増している事から、孤独死について書きたいと思っております。
まず統計から見ると、孤独死の死因と年齢は、病死が62.3%、自殺が11.3%、事故が1.8%、不明が24,6%となっており、孤独死の平均年齢は61.3歳ですが、孤独死の年齢別にみると65歳未満が約50%と、孤独死は高齢者だけではないと言う事が判ると思います。
また、自殺者は20代から40代で72.8%、50代から70代27.2%と圧倒的に若年層の自殺が増えているので、今の世相を反映していると思います。
弊社でもここ1カ月で、2件の自殺者の特殊清掃・遺品整理をしておりますが、これは過去の経験からしても多いと思います。
今まで自殺者の特殊清掃は年1~2回程度の依頼でしたが、今年は5月までの5か月間で4件のご依頼を受けております。
やはり、コロナでのリモートワークで心身が疲弊する方や、投資による失敗で自ら亡くなる方が多いように思います。
続いて孤独死が発見されるまでの日数ですが、3日以内40.2%、1カ月から3か月以内が約14,3%で、平均は17日と約2週間半のようです。
約2週間以上経過すると、ハエが大量に発生し、体液を手足に付け、部屋中に付着させるので、業者としては消臭作業はより一層困難になってきます。
発見される原因は、連絡しても音信不通となっている場合が54.6%で、この場合の発見までの平均日数が約13日。
室内からの異臭や異常が23.5%で、発見されるまでに平均日数が約24日。
家賃滞納が11.8%で発見されるまでの平均日数が約28日。
郵便物や新聞などの滞留が10%で発見されるまでの平均日数が22日のようです。
上記から分かる事は、日頃から故人と連絡を取っている人が居る場合は発見が早く、社会と隔絶された生活をしている人は発見までに日数がかかるようです。
先の発見日数の所でも書きましたが、急に暑くなると、腐敗が進み異臭によって近所の方が通報し発見される場合が増えます。
つい先日も孤独死の方の特殊清掃を行っていた際、この部屋(1K)のお隣の部屋の窓に大きなハエ(銀バエ)が4~5匹いました。
これは、孤独死現場で発見が2週間以上になると、窓に大量に大きなハエが群がっているようになる孤独死現場特有の状況です。
銀バエは、腐敗した肉を好むので、残飯に発生する小バエとは違い、亡くなった現場に大量に発生します。
通常、部屋の中に大きな銀バエが居ると、普通の人は殺虫剤で駆除するので、4~5匹も居る事はありません。
この日、管理会社の方が、特殊清掃の確認に来る日だったので、管理会社の方にお隣の方の安否を確認してもらいました。
結果は、ゴミ屋敷化しており、これが原因でハエが発生しておりましたが、住人の方は生きておられました。
私は、ほっとしたのですが、管理会社の方は、この方が退去する際や、孤独死された場合の事で頭を悩まされておられました。
こういった場合、特殊清掃の他に、ゴミ屋敷の家財撤去の費用が高くなり、部屋も傷んでいる場合が多いので、リフォーム代も高額になると思います。
今年は非常に暑くなるという予測で、孤独死の案件が増えそうです。
この記事を読み、大切な人とは、可能な限り定期的に連絡を取られるようにして頂ければ幸いです。
こころテラス東海は、特殊清掃・遺品整理・ゴミ屋敷の経験が豊富な業者です。
弊社のホームページには、多数の案件のビフォアアフターが写真付きで細かく載っているので、金額や費用の参考の為にも、是非一度ご覧ください。
ビフォアアフターは、https://www.cocoroterrace-seisou.com/blog からご覧ください。
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