自殺について(特殊清掃)
2022/09/14
私たちの仕事の中で自殺現場の特殊清掃などもございますが、一番居た堪れない仕事の一つです。
今年は、例年よりも多い案件を扱っているので、今回この題材で記述を致しました。
孤独死も、自殺も、周りの方や誰もが気づいてあげられなかったのか、、、。
中でも自殺は令和4年7月までの自殺者数が既に12596人いるのです。
私たちの仕事は「死」を身近に感じることがとても多い仕事です。
特殊清掃の現場で自殺現場が悲惨、とか映像を見てみてください。
「絶対に、こうなりたくない」と思うはずです。
犯罪心理学の本で受刑者から話を聞いた内容が本になった希少な本があります。
その中で衝撃的だったのが、
神父「誰に一番迷惑をかけましたか?」
殺人犯「母親です。テレビで晒されて、、、。」
正気か??
殺したことに罪悪感なんか持っていないそうです。
自殺を考える原因は様々ですが、「人」が原因の内容では相手は何も考えていないことが多いのです。
いじめ、セクハラ、パワハラ・・・
日々の、特殊清掃現場で自殺現場を見ますが、本当に止まってほしいと願うばかりです。
残されたご遺族を見ていると居た堪れなくなります。
私も若い時分に、本当に困り、自分ではかなりの窮地だと思ったことが何度か在りました。
しかし喉元過ぎれば・・・ではありませんが、年を重ねていくうちに経験も蓄積し、その時に窮地だった事を今では頑張った良い思い出になっています。
平凡な言葉ですが、生きていればもっと楽しい事も、嬉しい事も、悲しい事も、驚く様な事も沢山体験できます。
せっかく親から貰った命なので、悪い事だけ考えず、考えても答えが出ない事に悩まず、今の生を楽しんで生きて頂きたいと思っております。