孤独死・・・特殊清掃業者の選び方
2022/09/21
孤独死で亡くなる場所で多いのが、トイレと浴室です。
これは冬は、寒い事から入浴中に体温が急激に上がり脳梗塞で亡くなるいわゆる「ヒートショック」が多くなります。
また、トイレも同様で、いきんでいる最中に、血圧が上がり、同様に脳梗塞や心筋梗塞で亡くなる場合が多くなります。
よって、浴室やトイレの入り口などで倒れているケースが多くなります。
基本的に特殊清掃の料金は、大まかに説明すると、亡くなった場所と、体液の浸透(広がり、浸透)がどこまであるのか?という点で金額が変わってきます。
もちろん、亡くなってから発見されるまでの期間や、お身体が大きい人(体液量が多い)と、小さく痩せた方(体液量が少ない)でもこの浸透の範囲は変わってきます。
金額が高くなる原因は、体液が床材や壁材などの素材に浸透すると、表面をきれいにしても中は綺麗に出来ないので、そこから臭いが出てしまう事から、その場所を撤去するか削り取り防臭塗料を塗布するなどの手間がかかるからです。
高くなるのは、部屋と部屋をまたぐ敷居の上で亡くなられた場合や、浴室と洗面の間で亡くなられた場合等、つまり建築物が複雑で、床下まで体液が浸み込みやすい箇所は、撤去はもちろん、撤去後のリフォーム代も高額になる傾向にあります。
特に、浴槽の中で孤独死され、湯船に入ったままで腐敗された場合、そのまま汚水を流すと排水が詰まるため、この汚水を排水に流さず撤去する事が非常に難しく高額になります。
逆に、安くなるのは、ベッドの上などで亡くなられ、床まで体液が浸透していない場合は、その汚染物(ベッド、布団)だけの撤去となるので、金額としては低くなります。
基本的に室内での特殊清掃の作業手順は、家財を撤去してからの作業となります。
これは、1~2分程度の一瞬でも、服や髪に死臭が付くほど死臭は非常にしつこく、死臭が付いた家財を撤去しないと、消臭が出来ないからです。
家財の撤去後に、亡くなった場所の床の撤去、そして臭いが付着している部屋全体(窓、壁、床、敷居等)の洗浄、最後に消臭剤を隅々まで散布し、強力なオゾン脱臭で臭いを消しますので、非常と日数がかかる作業です。
よって、家財撤去の金額と、特殊清掃代が併せて掛かる事から代金は、先に述べた亡くなった場所と体液の浸透(広がり、浸透)によって約10万~35万と非常に幅が広くなり変わってきます。
また、アパートなどで隣室や近隣住民に臭いの苦情を防ぐための初期対応を希望される場合があります。
初期対応は、ハエの駆除、体液の付いた汚染物を室内から可能な限り撤去することで、臭いの元をほぼ無くし、隣室や廊下に臭いが漏れだすのを防ぐレベルの作業です。
よって、この後の家財撤去後に本格的な消臭作業に入る事になりますが、日数(人件費、経費)が多くなることから、初期対応をすると割高になる場合もあります。
最後になりますが、特殊清掃は、金額だけではありません。
これは、業者によって技術レベルが全く違うからです。
特殊清掃は、場数つまり経験と、技術です。
幾ら金額が安くても、臭いが消えなければ意味がありません。
こころテラス東海は、様々な特殊清掃現場での経験を積み、その度に対応をし、スキルの向上に努めてまいりました。
もちろん現場により使用する薬品も異なるので、金額ではなく、その会社の経験をホームぺージの現場事例などを見て、業者選択をする事が重要だと思います。
特殊清掃でお困りの際は、是非「こころテラス東海」にご相談ください。
可能な限りのスキルを駆使して、対応いたします。