「孤独死の原因とは?」愛知県、三重県、岐阜県の特殊清掃業者
2022/10/07
孤独死・孤立死の主な原因は、一人暮らし世帯の増加です。若者と高齢者のどちらにもいえることですが、近年は一人暮らし世帯が増加しており、全世帯に対する一人暮らし世帯の割合は2015年時点で約35%になっています。
孤独死・孤立死とは、家族や親族、近所とのコミュニケーションや付き合いが一切ない人が何らかの原因で誰にも看取られずに、お一人で亡くなること。一人暮らしが少なくなればお一人で亡くなることがないため、孤独死・孤立死は減ると言えるでしょう。
高齢者の場合
高齢化社会が進むにつれ、高齢者の孤独死も年々増え続けています。原因は高齢者の単身世帯の増加や貧困問題など、一言で説明できるものではありません。2021年に厚生労働省が行った調査によると、65歳以上の単身世帯は年々増え続けており、2010年と比べて65歳以上の単身世帯数は約1.5倍に増えています。
なぜ一人暮らしの高齢者は年々増え続けているのか? その理由の一つとして、生涯未婚率が増加している点が挙げられます。2017年に国立社会保障・人口問題研究所が調査した生涯未婚率を表したグラフによると、2000年以降の生涯未婚率が飛躍的に伸びていることが分かります。
つまり、高齢者の一人暮らしが増えている理由として、「そもそも結婚しない人が増えている」ということが挙げられます。
もし、一人暮らしをしている高齢のご家族がいらっしゃる場合は、定期的に顔を見るなりして様子を見ましょう。
もちろん死を回避することは誰にもできません。
ですが育ててくれた親、可愛がってくれた親戚の人などを、一人で死なせてしまう事の無いようにしましょう。
私たちは、業務上「孤独死」の場面をよく見ます。
現場の清掃も大変ですが、それ以上にご家族の方の後悔の念が忍びないものです。