「若者の孤独死!?」最近は意外と多いのです。
2022/10/14
近年、孤独死は高齢者の問題だけではなくなってきています。
進学や就職の為に、10代で故郷を離れ、30代で結婚するまで一人暮らしを経験する、という方も多いのではないでしょうか。
この一人暮らしの期間に突如体調が急変し、誰にも見つけてもらえないまま一人部屋の中でひっそり亡くなってしまう、そんな若者が増加しているのです。
若者の孤独死の原因は、他の年代の孤独死の原因と変わりません。
人間関係が希薄である事や、あまり家族と連絡を取り合わないコミュニケーション不足の問題があります。特に近年の若者は「人との関わり」をあまり重要視しない傾向にあるために、人間関係が希薄になっていっていることも要因の一つです。
上記の他、若者の貧困問題も孤独死の原因の一つになっています。2019年時点での完全失業者は全国でおよそ162万人。そのうち、若者と分類できる25~34歳は37万人にのぼります。
貧困による栄養の偏りから健康状態が悪化したり、社会保険・家賃・光熱費などの支払いに追われ、病院代を支払えないから病院には行かないという負の連鎖も、孤独死の増加に影響しています。