孤独死は平均寿命より若くして亡くなってしまう。
2023/06/01
孤独死に関する全国規模の統計データはありません。しかし、一般社団法人日本少額短期保険協会の孤独死対策委員会が2020年に発表した 「第5回現状レポート」 では、日本の孤独死の現状について調査しています。
この孤独死対策委員会とは、孤独死に関する認知・啓蒙活動を行っている団体です。
なお「孤独死」という言葉に法律上の定義はありません。
「第5回現状レポート」では、孤独死した人数について、男女別と平均年齢のデータが出ています。以下がその結果です。
項目 | 男性 | 女性 | 合計 |
---|---|---|---|
人数(人) | 3,698(2,804) | 750(588) | 4,448(3,392) |
割合(%) | 83.1(82.7) | 16.9(17.3) | - |
死亡時の平均年齢(歳) | 61.6(61.4) | 60.7(61.0) | 61.6(61.3) |
65歳未満者の割合 | 51.9(50.8) | 52.4(51.2) | 52.0 |
平均寿命(歳) | 81.41 | 87.45 | - |
※平均寿命は厚生労働省「令和元年簡易生命表」より
孤独死をする人の平均死亡年齢は、男女ともに61歳です。平均寿命と比較すると、20歳以上も若く亡くなっています。
孤独死をする人は、何らかの理由により一般的な人より早く亡くなっているのです。
なので、「うちはまだ若いから大丈夫」などと思わず、こまめに連絡をとっていきましょう。
私たち「こころテラス東海」はいつでもご相談に応じますので、遠慮なくご連絡ください。