孤独死による損害額
2023/06/29
孤独死が起こったことによってどのくらいの損額額が発生するのかご紹介します。
- 残置物処理費用
平均損害額(n=2,720) | 平均支払保険金(n=2,516) |
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¥220,661 | ¥223,818 |
- 原状回復費用
平均損害額(n=3,697) | 平均支払保険金(n=3,558) |
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¥381,122 | ¥299,376 |
最大損害額 | 最小損害額 | 最大支払保険金 | 最小支払保険金 |
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¥4,158,000 | ¥5,400 | ¥3,000,000 | ¥5,400 |
- 家賃保証費用
平均支払い保険金(n=256) |
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¥307,876 |
孤独死の被害は、大きく分けて3つあります。
一つ目は残置物処理費用です。これは、部屋に残された家具・家電や日用品、ごみなど、部屋に残されたものを処分する費用です。残置物処理費用の平均は22万円でした。
二つ目は原状回復費用です。原状回復費用とは、部屋を借りたときと同じ状態に戻すための費用です。
孤独死の場合、発見が遅れると部屋の臭いや汚れなどをなくすための費用がかかるため、原状回復費用は高額になりやすいと言えます。原状回復費用の平均は38万円でした。
孤独死が発生した場合、その家は事故物件となりますので、しばらくは家賃収入が得られません。
そのための家賃保証費用もかかります。家賃保証費用は31万円程度です。
これら三つの被害にかかる費用は、合計で90万円を超えます。これらに対する保険金は80万円ほどであり、孤独死が発生すると非常に費用がかかると言えます。